12R  優勝戦

「スポーツ報知杯」の優勝戦が9月5日に行われ、吉田一郎（長崎50歳）が驚異的なピット離れを見せ続け、優勝戦でも2枠からインを取って優勝を飾った。今節の吉田は初日の記者選抜こそ1枠丸岡正典に対し2枠2コースだったが、そのほかは4、5、2、3、3枠からインを取り切るなど、ピットを離れて1秒ぐらいの後からロケットのような飛び出しを見せ、内枠勢もなすすべなしの進入。初日に続き、優勝戦で再び1枠となった丸岡も半分イン取りはあきらめたような心境。
優勝戦は丸岡の抵抗もむなしく、スタート展示・本番ともに吉田のピット離れが強烈で213/456の並び。気温31度、右斜め向かい風3mでスタート。内5艇がほぼ同体、そこから2コース丸岡がのぞいたが、イン吉田も何とか届かせて先マイ。差した丸岡が並びかけバックは一騎打ちとなったが、吉田がぎりぎり振り切って決着。初Vを狙った112期同期の渡邉雄朗と下寺秀和が3番手争いとなり、渡邉が先着。
勝った吉田は今年2回目、通算では45回目の優勝。唐津では95年に始まり、7回目の優勝。