12R  優勝戦

7日間にわたって行われた「トータリゼータエンジニアリング杯」が2月9日、いよいよファイナルを迎えた。低調機を引いてしまったが、すぐさまシャフト交換で正解を出した西島義則がポールポジション。地元の山田康二が2号艇で優出し、この2人に注目が集まった。
123/456の枠なり進入でスタートした本番。3コースから外がわずかに先行するスリットだったが、インの西島は先マイ態勢に。しかし、その瞬間2号艇の山田が意表を突いたツケマイを打った。西島も抵抗しようとしたが、山田がするりと交わして先頭へ。まくり差しを入れてきた5号艇の若林将を抑えて、そのままVゴールへ飛び込んだ。結果的には最近GⅠ初優勝を果たした2選手のワンツー決着だった。
勝った山田は昨年12月のGⅠダイヤモンドカップ以来の地元優勝。ことし初優勝。正月レースでは優勝戦1号艇を手にしていたものの、師匠の峰竜太にまくられてVを逃しており、そのうっぷんを晴らす会心の一撃だった。