「日本モーターボート選手会会長杯」が5日間の日程で争われ、6月4日に優勝戦が争われた。強力モーター29号機を相棒に7戦5勝を挙げた大井清貴が1号艇。シリーズリーダーの上田龍星が2号艇。地元佐賀支部からは初Vを狙う北川太一・牧山敦也がそれぞれ4枠、5枠で優出した。
穏やかなコンディションで始まった優勝戦。ピット離れに不安があった大井は持たせてインを死守。コンマ15のトップタイスタートを決めて1マークを先取り、差しを狙った上田は大きく流れて勝負は決まった。大井は完璧な逃げ切りで初優勝。デビューから17年目での悲願達成となった。
大井を初優勝へと導いた29号機は、5月のオールレディースで山下夏鈴の初優勝もアシスト。伸びがいいモーターだが、今シリーズは総合力もナンバーワン。次節は誰が手にするか楽しみだ。