「にっぽん未来プロジェクト競走in唐津」は昨年9月から使用されてきた現行エンジンのラストシリーズ。主力はA1レーサーの下條雄太郎、市橋卓士、中村日向、杉山裕也、北山康介、森永隆、鈴谷一平、前田翔ら。いずれも攻め幅は広くコースを問わず舟券に貢献してくるが、V量産しているのは中村日で今年は14優出で6V。SG丸亀オールスター後の6月はG3芦屋ウエスタンヤングを含めて3節連続優勝。7月は常滑ルーキーシリーズを制覇するなど好調を持続している。初日メインの12Rドリームは1号艇で厚い人気を背負うことになるが前検気配は「行き足が悪い。ターンも回転の割にバタバタ跳ねます」。唐津はいいエンジンを引けないことが多いが、今回もまた低調機で先行きに大きな不安を抱えている。ドリームは北山もピリッとしておらず内枠の両者は変わり身が急がれる。行き足から伸びは榎幸司が上々で、6号艇の森永は末永和也が優勝飾ったエンジンを乗り継ぎ出足に及第点を与えている。ドリーム以外では、前田、杉山、吉永浩則、一色凌雅、中岡駿、渡邊裕貴が好気配。中でもお盆戦で杉山勝匡がチルト3度で活躍した27号機を操る渡邊は伸びがけた違いの様子。渡邊は1Rは6号艇、後半の7Rは2号艇で臨むが、前検段階では究極の伸び仕様で臨む予定にしている。