「第14回領巾振山つつじカップ」の2日目は、追い風が強まり7R以降は安定板が装着された。そんな中、初日の2走で大敗を喫していた藤本佳史が連勝と気を吐き、得点率を準優勝戦入りへ望みをつなげる20位まで引き上げてきた。トップに立つのは2勝、3着1回の上瀧和則で、初日は中堅程度ではあったが2日目はピット離れの強化が図れていた。同じく前付けから着をまとめる今村暢孝(4位)とともに、予選最終日も貪欲に内コース奪取から見せ場を作ってくることだろう。2位タイには安河内将と金子拓矢が付けているが、舟足には温度差あり。仕上がっているのは安河内で「ピット離れが来ました。足で負ける人はいない」。行き足はスタートを放っても出て行くほどで節一級に仕上がっている。一方の金子は4走オール2着にまとめてはいるが、「立ち上がりが弱い」でピリッとせず。勝負駆けに挑む石丸海渡と佐々木康幸は、それなりに着をまとめてベスト18入りを果たしてくると思われるが、「見ての通り。何もない」の佐々木は大幅な上積みが要求される。