「ＢＴＳ三日月開設２９周年記念」の４日目は、ベスト１８で準優勝戦が行われた。最初の１０Ｒは波乱の結末でイン戦の前田聖文は１周１マークで大きく流れてしまい永田啓二が２コース差しで勝利した。山崎郡が逃げを決めた１１Ｒは三宅潤が櫻井優に競り勝ち２着に入ったが、三宅は不良航法で賞典レース除外のペナルティー。３着の櫻井が優勝戦に繰り上がった。シリーズリーダー益田啓司が登場の１２Ｒは、益田はインから先マイこそ果たしたが松本純平のまくり差しが届いた。益田惜敗で優勝戦の１号艇は山崎郡が獲得したが「バランスはいい」で出足、伸びとも及第点レベルに達している。当地は優勝２回と好相性で、インスタート集中から今年２回目のＶに挑む。２号艇の永田は今年５勝目を目指して差し勝負。３号艇の松本は伸びの良さを駆使して２度目のＶゴールを目指す。注目は４号艇の益田で、４日目はパワーダウン気味だったが、機力復調だと山崎郡が警戒するほどの行き足の良さを誇っている。益田がのぞく展開になれば、大峯豊にチャンス到来となり、デビュー初優勝に挑む櫻井にも展開が向いてくる。イン戦の信頼度高い山崎郡ではあるが、少しばかり波乱の要素を秘めたファイナルだ。