「日刊スポーツ杯」の5日目は、予選突破の18人で準優勝戦が行われた。今村暢孝が前付けに出た10Rは波乱の結末で、君島秀三が会心の3カドまくりを決め優出一番乗り。1号艇で人気を集めていた藤岡俊介が4着に敗れた3連単は万配当だった。11Rの島川海輝と12Rの常住蓮は好枠を駆使した逃げを決めて、シリーズリーダーの常住は優勝戦の1号艇をゲットした。常住は2着に敗れた初日12Rのドリーム以外の8戦では白星を飾っている。行き足、出足、ターン足は納得の仕上がりで今年3回目の優勝を飾る確率は高そうだし、72周年に向けて弾みを付けたい。2号艇の島川はバランス取れた舟足を駆使して常住攻略を目指し、当地2Vの実績誇る君島は行き足の良さを武器にセンター飛び出しを狙う。初優勝に挑む山田晃大は中間整備の効果大で、展開が向けば突ける足色を兼ね備える。4日目後半で転覆の小林泰は機力下降気味で、溝口海義也は外枠を克服できるだけのレース足の良さを誇っている。