「G3第26回酒の聚楽太閤杯」の初日はやや荒れる展開で、逃げは5本で万配当は4個レースで飛び出した。緩やかな向かい風の中で争われた12Rドリームは上野真之介がイン速攻で圧勝。2着は2号艇の坪井康晴、3着には3号艇の池永太が入り、内枠のワンツースリーでバリバリの本命サイドでの決着だった。上野と坪井は、岡部貴司、竹之内極とともに2戦2連対で予選突破へ上々のスタートを切った。初日段階での機力の仕上がり具合は、優勝エンジンの15号機を乗り継ぐ竹之内がパワフルで、上野はプロペラ調整により足色が変わっているが上位の一角ではある。坪井は伸びに余裕ありで、岡部もスリット近辺は少し分がいい。白星発進の大須賀友、鈴木孝明、國分将太郎、立具敬司も中堅十分の足色を誇っている。対照的に変わり身が求められるのは、パンチ不足の古賀繁輝、思うような伸びではなかった酒見峻介、A2勝負駆けで下がり気味の藤森陸斗ら。